胸が張って痛いのに、赤ちゃんがうまく吸えない。
授乳が始まった頃の私は、その状況に毎回焦っていました。
「こんなに張っているのに、どうして飲めないの?」
「早く飲ませてあげたいのに、どうしたらいいの?」
助産師さんに見てもらうと、張りで乳輪まわりまで硬くなり、赤ちゃんがくわえにくい状態になっていたようでした。
そこで私は、授乳の前に胸の張りを少しゆるめたり、乳頭や乳輪をほぐしたり、体勢を整えたりしていました。
この記事では、胸が張って痛いときに、授乳前に助産師さんに教わって実際にやっていたことをまとめます。
同じように悩んでいる方の参考になればうれしいです。
胸が張って痛いのに、赤ちゃんが吸えなかったときの状況
胸が張って痛いのに、赤ちゃんがうまく吸い付けない。
授乳が始まったばかりの頃の私は、その状況が本当につらかったです。
お腹が空いているはずなのに、赤ちゃんはうまくくわえられず、浅くなってしまったり、すぐ離れてしまったりする。
さらに泣いてしまい、うまくくわえられず、また泣く。そんな負のループになっていました。
私も焦ってしまい、どうしていいのか分からなくなっていました。
私は早く飲ませてあげたいのに、胸はパンパンで痛くて、どうしていいか分からない。
そんな授乳が続くと、時間が近づくだけで少し身構えるようになっていました。
なぜ胸が張ると赤ちゃんが吸いにくくなるのか
助産師さんに見てもらって初めて、胸が張ることで乳輪まわりまで硬くなり、乳房や乳輪が張ることで表面が『ツルッ』となり滑ってしまうと。赤ちゃんにとって『ハムッ』と、少し沈みめず、くわえにくい状態になっていることを知りました。
私は最初、胸が張るのは母乳が出る準備ができている良いことだと思っていました。
でも実際には、張りが強いことで乳頭のまわりまで硬くなり、小さな赤ちゃんの口では深くくわえにくくなっていたようでした。
「母乳が出そう」なのと、「赤ちゃんが吸いやすい」ことは、同じではないんだと、そのとき初めて知りました。
授乳前に助産師さんに教わったこと
助産師さんに教わったのは、授乳の前に少しでも吸いやすい状態をつくることでした。
いきなり授乳を頑張るのではなく、まずは胸の張りを少しゆるめたり、乳頭や乳輪をほぐしたり、赤ちゃんが吸いやすい体勢を整えたりすることが大事だったように思います。
ここからは、私が授乳前に実際にやっていたことを順番に書いていきます。
1.まずは肩まわりを動かして張りを少しゆるめる
私の場合、胸が張るとおっぱい全体が張り付いたように硬くなっていました。
助産師さんからは、授乳の前に肩まわりを動かしながら、反対の手でおっぱいの際を押さえて皮膚を伸ばすようにするとよいと教わりました。
張り付いた感じが少し和らいだら、おっぱい全体を揺らして、少しでも張りをゆるめるようにしていました。
肩回しは前後5〜10回くらいで、そんなに時間はかけませんでした。
2.乳頭と乳輪をやわらかくするようにほぐす
胸の張りだけでなく、乳頭や乳輪の硬さも吸い付きにくさにつながっていたようでした。
そのため授乳前には、赤ちゃんが少しでも深くくわえやすいように、乳頭と乳輪まわりをやわらかくするようにしていました。
やり方は、親指と人差し指、もしくは中指の2本でしっかり乳首を挟み、『ジワーッ』とつぶすような感じです。
挟んでいると、硬い部分が少しずつ和らいでいく感覚がありました。
表面だけでなく、深いところの硬さもほぐすようなイメージで、深部に向かって押しながら乳頭や乳輪を挟んでいました。
3.張りが強いときは少しだけ搾乳する
張りが強すぎるときは、そのまま授乳しようとしてもうまくいかないことがありました。
そんなときは、助産師さんに教わって、授乳前に少しだけ搾乳して張りをやわらげることもありました。(搾乳は授乳後もする。オッパイの中を空っぽにすることで、身体は「もっと作らなきゃ」と認識して作られる量が増えていくみたいです。量を増やしたい私は無理のない範囲で授乳後も2回に1回は授乳後に搾乳もしました。
4.授乳姿勢と赤ちゃんの高さを整える
授乳前は、自分の胸の状態だけでなく、赤ちゃんの体勢を整えることも大事でした。
特に首の向きは大切で、後頭部をなでるように首のほうへ手を下ろすと、自然と耳の後ろあたりに指が触れます。
おっぱいへ吸い付いてほしい気持ちが強いと、つい頭を押してしまいがちですが、それだと赤ちゃんにとって苦しい体勢になりやすいそうです。
首から背中にかけて支えてあげると、首が少し上向きになり、おっぱいに口が向きやすくなりました。
授乳クッションは、横抱きでもフットボール抱きでも、赤ちゃんの顔が少し高くなるように角度をつけていました。
クッションが沈み込むようなタイプなら、下に別のクッションやタオルを入れて安定させ、高さや角度を調整していました。
5.焦ったときほど一度落ち着く
いちばん難しかったのは、赤ちゃんが泣くと私まで焦ってしまうことでした。
でも助産師さんに、「焦るほど力が入ってしまうから、まずは落ち着いて」と言われて、深呼吸してから授乳に入るようにしていました。赤ちゃんが泣いてうまくいかない状況を長々と続けてしまいがちでしたが、うまくいかない場合は「次の姿勢を試す」、「反対側のオッパイへ移る」など切り替えていくこともとても大切でした。それでも落ち着かない場合は一度抱っこして落ち着かせたり、お腹が空きすぎて泣いている場合は少しミルクを与えて、落ち着かせてから行いました。(混合だがらできたのかな)
授乳前に全部できない日もあった
もちろん、毎回こんなふうに整えられたわけではありません。
赤ちゃんが泣いて余裕がない日もあったし、私自身が痛みや眠さでいっぱいいっぱいの日もありました。
そんなときはミルクに頼り、張ったおっぱいは搾乳していました。
入院中は助産師さんが毎回見に来てくれていましたが、気持ち的につらいときは呼ばないこともありました。
そうやって自分の気持ちを少し落ち着かせて、できない日を受け入れて、眠ったり、スマホを見たりして過ごしていました。
退院後も同じで、自分が全部やるのではなく、気持ちに余裕がないときは赤ちゃんから少し離れることも、私には大切でした。
夫や義母に代わってもらうこともありました。
そうやって自分に少しゆとりを持てるようになると、赤ちゃんの成長を感じながら、安心した声かけもできるようになり、自分も少し成長したように思います。
授乳前に整えるだけで、少しやりやすくなった
それでも、授乳前に少し整えるだけで、前よりくわえやすそうな回が増えたように思います。
何をしたらいいかが分かるだけでも、気持ちの焦りは少し違いました。
私の場合、赤ちゃんはだいたい3時間おきに授乳を求めていたので、授乳の30分前くらいから環境を整え、ミルクを用意し、数分前から乳頭や乳輪のマッサージをしていました。
はじめの頃は、マッサージしてもすぐに張ってしまっていたので、直前に行い、搾乳のときに少し念入りにするようなイメージでした。
クッションやタオル、スマホ、ミルクなどを手の届く位置に置いて、自分なりのルーティンを作っていました。
環境を整えて、必要なものを見えるところに置いておくだけでも安心できました。
同じように悩んでいるママへ
もし今、胸が張って痛い中で赤ちゃんがうまく吸えずに悩んでいるなら、まず伝えたいのは、それはあなたのせいじゃないということです。
私の場合は、乳頭保護器と出会えたことで、授乳が少し楽になりました。
助産師さんからも、「1カ月後くらいから、少しずつ保護器を使う時間を減らして、直接吸える時間を増やしていけるといいね」と声をかけてもらっています。
授乳に対する力が少し抜けたことで、赤ちゃんの小さな手足や表情を見て「小さいな」「かわいいな」と思える余裕も出てきました。
ゲップやあくびをする姿を見て、成長を楽しめるようになったのも大きな変化です。
この先、乳頭保護器の卒業にまた悩むことがあるかもしれません。
でも、今はまず、目の前の授乳が少しでも楽になることを大事にしたいと思っています。笑
少しでも楽にできる方法を見つけながら、無理のない形で続けていけたら、それで十分だと思います。
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授乳がうまくいかず、毎回どうしていいか分からなかった頃の気持ちや経過を、別の記事にまとめています。




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